白インクの透明シール印刷のデータ作成方法
白インクの透明シール印刷は、CMYKのフルカラー印刷と合わせて白色の印刷を行います。
※illustratorのパスデータで入稿が必要になります。
白インクデータは白インクオプションが選択可能な素材で「白インクあり」をご選択いただいた場合のみ作成が必要です。 白インクオプションが選択できない素材は白地素材ですので白印刷は不要となります。白地素材は白インクデータの作成も不要です。 なお、白インクデータの作成方法については下記動画内でもご紹介しております。
白インクありとなしの比較
白インクがありの場合
・透明な素材では色が透けにくくなります。
・クラフト紙・金マット・銀マットは地の色の影響を受けにくくなります。
・ホログラムはキラキラとした色が見えなくなり、カラー印刷の内容が見えやすくなります。
対応アプリケーション
白インクはIllustratorデータのみ対応しております。 簡易入稿では白インクデータは作成できかねますのでご注意ください。
illustrator CC対応 | 印刷データの作り方 | テンプレート(ZIP)Win/Mac |
白インクデータ作成時の注意点
白インクデータを作成する場合にはいくつか注意点がございます。 必ず下記項目をご確認いただき、正しいデータにてご入稿いただくようお願いいたします。
白インクの色味について
①データ内の白印刷部分は白色が若干薄く印刷されるため、隠蔽性はございません。
②シールを貼る被着体の色により透けますのでご注意ください。
③白インクレイヤーにあるK50%の箇所が白色で印刷されます。
データ内のCMYK0%の箇所は印刷されません。
④白インクのグラデーションや重ね塗りはできません。
白インクの用途
- 1.白インクで色を透けにくくします。
- 2.白で印刷をすることができます。
- 3.透明な素材で色が透けにくくする場合や、 クラフト紙のような地の色の影響を受けにくくする場面にご利用ください。 上質紙や合成紙のように基材が白のものにはご利用いただけません。
透明シールの白インクデータについて
白インク(K50%)
印刷内容(CMYK)
仕上がりイメージ
白インクを使用する場合には、illustratorのパスデータにて白インクデータを作成し、ご入稿いただく必要がございます。 印刷データ(カラーデータ)とは別に、白印刷を行う箇所にK50%の灰色で白インクデータを作成してください。 白インクありのデータ構成、仕上がりイメージがこちらになります。(※透明素材でのイメージです。)
レイヤーについて
白インクは透明シール素材で色を透けないようにするときや、クラフトなどで素材の影響を受けないようにするときに使用されます。 カラーの印刷データの下に白印刷をすることで素材の影響を受けにくくします。
白インクは印刷内容の下に印刷をいたしますので、レイヤーを「印刷内容」の下に作成してください。 レイヤー名は「白インク」に設定し、「カットデータ」「印刷内容」のデータと区別が付くようにしていただく必要があります。
白インクはK50%の灰色で白印刷箇所を設定いたします。 灰色やそれに近い印刷色がある場合には、白インクとカラーの印刷内容で区別が付くようにして白印刷とカラーの印刷色が混在しないようにします。
K50%のデータに白押さえを入れる場合は、カラーデータと白インクデータの判別が困難になりますので必ずレイヤーを分けて区別してください。
データの作り方について
①白押さえ
色味が透けないようにする箇所には、白押さえとしてサンプルデータのように白インクデータを作成してください。 サンプルでは赤色のバケツのイラストの下に白印刷をしています。 白印刷をすることで、イラストの赤色が透けない仕上がりになります。 白押さえをしない場合には、色味がセロハンの様に透けた仕上がりとなりますのでご注意ください。
②白インクデータの塗り
白インクデータの色味(塗り)はK50%の灰色に設定してください。K50%の灰色の箇所のみ白印刷がされます。 白インクレイヤー内にK50%の灰色以外のオブジェクト等が配置されていた場合には、ご修正・再入稿を依頼させていただくことがあります。
シール印刷
シール印刷はご注文時に印刷データのご入稿が必要になります。