シール印刷とは
シール印刷とは、紙やフィルムの基材に糊がついた粘着紙に印刷をしたものです。 シールの印刷には凸版印刷、スクリーン印刷、デジタル印刷など様々な印刷方法があります。 シール直送便のシール・ステッカー・ラベル印刷は通常はデジタル印刷で製作しています。 シール印刷でよく使われる主な印刷方法となる2種の印刷方法それぞれの特徴をご紹介いたします。
印刷は弊社任意の方法になります。印刷方法の指定はできかねますのでご了承下さい。
デジタル印刷とは
シール直送便では産業用インクジェット方式やUVインクジェット方式、レーザー方式のデジタル印刷機でシール印刷をしています。
デジタル印刷機で行うシール印刷とは、原稿となる文字・画像などのデジタルデータをフィルムなどの中間媒体を使わず、ダイレクトに印刷用材料に印刷する印刷方法です。 そのため凸版印刷で使われる樹脂版やオフセット印刷に使われるPS版が不要、つまり製版代がかかりません。 ご注文から納品まで、よりスピーディーな生産を可能としています。
小ロットから大ロットまであらゆるニーズに対応しています。 サイズは一辺の最小サイズは10mm、最大で300x900mmまでのシール印刷が可能です。 産業用インクジェット方式のインクジェットプリンタはCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に加え、 グリーン、オレンジのインクを搭載しており、特色・指定色の近似色が再現できます。 また、写真画像は広い色再現領域で鮮明に、グラデーションは自然な階調表現を可能としています。 ナンバリング(連番)や可変情報(一枚ごとに異なった内容)の可変(バリアブル)印刷も得意としています。
凸版シール印刷とは
凸版のシール印刷とは、表面に凹凸のある版の凸部分にインキを付け、ロール状の粘着剤付き材料に押圧してインキを転写する印刷方法です。 印刷の原理としては印鑑と同じ原理だとお考えいただいければわかりやすいと思います。
シャープで力強い輪郭の文字を印刷することが可能で、文字は読みやすい仕上がりです。 もっとも大きな特徴としては、印刷した画線部の周囲に濃いインキの輪郭(マージナルゾーン)ができることです。 版の凸部分に着いたインキを印刷材料に転写させるときに、中央部分のインキが圧力によって押し出されるため、画像部分の周りにインキのはみ出しが起きます。 また、内側にインキの不足部分が生じるため、画像部分の周りにインキの濃い輪郭ができます。 このようにしてできるマージナルゾーンが一般にシャープな印象を与える一因となっているとも考えられます。
以前は写真などの連続階調表現はあまりきれいに再現することができず、直接圧力をかけて印刷するため、 小さい文字などもつぶれてしまうこともありましたが、 現在ではCTP(Computer To Plate)製版により小さく細い抜き文字やマイクロ文字なども印刷ができ、細かな網点、グラデーションの再現も可能となっています。 弊社ではCTP製版を通常品として使用しております。 枚数、価格に関しては、1,000枚~20,000枚を超える単色印刷ではコストパフォーマンスを発揮します。
シール印刷
シール印刷はご注文時に印刷データのご入稿が必要になります。